刻音色(ときねいろ) ~二の刻~
私は原作を知りませんでしたが、2作、通してみると、つじつまを推理することでおぼろげにストーリーを予想できます。(単独のセリフで謎解きに役立つ言動をするのは男だけのようですが。)
プレイ内容については、実写化の難しさは最上級クラス、と評したいです。この点を高く評価するお方もおられるかと。ただし、その点について評価するなら、おそらく原作の方が詳細に表現しているかと。
館内倉庫、ぐったり疲れ果てた梨花の傍らで、
衣服をズタズタに引裂かれ犯され続けるカスミ。
翌朝、梨花が目をさますと、カスミともう一人の刹弥の姿はすでになかった…。
それだけではなく梨花たち、全員の前夜の記憶は完全に失われていた。
そして再び正午を告げる鐘が鳴る。十一、十二…そして十三。
「兆候」が始まった。
メイドたちは再び欲情の渦に巻き込まれてゆく……。
苦痛と快楽の間で次第に明らかになってゆくもう一人の刹弥たちの過去、正体。
そしてカスミは……!?
前作同様、アニメーションの作画品質は最下級クラスかと。すべてのキャラクターが1、2作通して、ほとんどいつも作画くずれしています。ついさっきと顔の造形すら違う、と感じることさえ多く、また、髪の色を完璧に間違われたキャラがいたほどです。この感動は、子供がピカソの裸婦画をみたときの印象におそらく似ている、と表現したいくらいです。
これがスタンダードだよ。と、お考えの方は最近の(2007 April前後2カ月程度)人気作品を御観賞ください。
「つまり、どういうこと?」とまあ1回見ただけでは理解不能でした。物語なのに意味が分からないという、結構悲惨な状態。時間にゆとりを持って見たほうがいいですね。
刻音色(ときねいろ) ~二の刻~